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2019.12.04
マカティ市地下鉄、当初計画から1年前倒しで完成も
フィリピンで鉄道・不動産を手掛ける中国系デベロッパー「フィリピン・インフラデブ・ホールディングス(PIHI)」のアントニオ・ティウ社長兼最高経営責任者(CEO)は2日、同社を中心とするコンソーシアムが担当予定である、マニラ首都圏マカティ市の地下鉄「Makati City Subway(マカティ・シティ・サブウェイ)」の整備事業について、当初予定から1年前倒しして開通させることが可能との見方を示した。
PIHIは先週、環境天然資源省(DENR)から環境適合証書(ECC)を取得しており、地方政府からの建設許可が下りれば、すぐに工事を開始できる状態にあるという。ティウ氏は、年内に建設許可の取得とプロジェクトの着工を行いたい考えで、物事が計画通りに進めば、開通時期を当初予定の2025年から2024年に前倒しすることが可能だとしている。
マカティ市地下鉄は、マカティCBDのメイン通りである「アヤラ・アベニュー」と「EDSA」の交差点付近を起点に「マカティ市役所」などを経由し、パシッグ川沿いを通って「マカティ大学」や「マカティ病院」へと繋がる全長約10km・全10駅の路線。1日当たり約70万人の利用が見込まれており、深刻化する都心部の交通渋滞の緩和が期待されている。
参考情報:【コラム】マニラ首都圏で進む2つの地下鉄整備プロジェクトを解説!
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投稿更新日:2019年12月04日