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2019.12.04
九州電力が海外不動産開発に初参画、米アトランタで集合住宅
九州電力は3日、アメリカ現地法人「Kyuden Urban Development America」を設立し、ジョージア州アトランタの複合開発エリアにおける賃貸集合住宅開発事業に参画することを発表した。
九州電力が海外の不動産開発事業に参画するのは初。具体的な投資額は明らかにしていないものの、数十億円規模となる見込み。
九州電力が出資を行うのは、アトランタ市中心部の約4万㎡の敷地で進む、商業施設・オフィスビル・賃貸集合住宅で構成される複合開発プロジェクトの一環として誕生する、木造5階建て、全250戸の賃貸集合住宅「Alta Dairies Ⅱ(仮称)」。
本物件の開発は、三菱商事の現地子会社である「Diamond Realty lnvestments」と、米有力デベロッパー「Wood Partners」が共同で行う計画で、竣工は2021年4月を予定している。
なお、リーシングは建設の進捗に合わせて進められ、九州電力は一定程度のテナントが入居した段階で売却を計画しているという。
電力小売りの自由化などを背景に、日本国内の事業環境が厳しくなる中、九州電力は不動産投資を新たな収益の柱に据えたい考えで、同社の池辺和弘社長は、海外不動産事業について、「アメリカに限らず、今後も有望な地域があれば取り組みたい」と語っている。
「Alta Dairies Ⅱ(仮称)」開発イメージ
(出所:九州電力)
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投稿更新日:2019年12月04日