海外不動産の投資・購入・売却、セミナー、物件視察ツアー、海外移住はフォーランドリアルティネットワークへ
ニュース&トピック
ニュース&トピック(詳細)
2024.11.08
24年3Qの比GDP成長率は5.2%に減速、台風と外需低迷で
フィリピン統計庁(PSA)によると、2024年第3四半期(7~9月)実質GDP成長率(速報値)は、前年同期比5.2%増となり、5四半期ぶりの低水準にとどまった。
複数の大型台風が接近した中、第一次産業をはじめとする幅広い分野に影響が及んだ。また、外需の低迷による輸出の落ち込みも響いた。
詳細を見ると、GDPの7割超を占める個人消費は、前年同期比5.1%増(前期は同4.7%増)に改善。台風の影響による航空便の欠航で観光・レジャー関連の消費が伸び悩んだものの、物価高が落ち着きを見せる中で全体的に底堅い動きとなった。
一方、台風の影響が響いた農業部門は前年同期比2.8%減、漁業・養殖業も同5.4%減と低迷。また、政府が進めるインフラ整備事業の建設工事も停滞した中、建設部門も同8.9%増(前期は同16.2%増)に鈍化した。
このほか、低調な外需を受けて、輸出が前年同期比1%減(前期は同4.2%増)から一転してマイナスに。特に、主要輸出品である電子部品の出荷が同10.4%減と大きく落ち込んだ。
今回の結果を反映した2024年1~9月のGDP成長率は前年同期比5.8%減となり、政府が通年目標として掲げている6.0~7.0%増を下回った。目標達成には第4四半期(10~12月)に6.5%以上の成長が必要となるが、国家経済開発庁(NEDA)のアルセニオ・バリサカン長官は、台風の影響が一巡することに加え、クリスマス商戦やインフレの鈍化、金融緩和など押し上げ要因も多いことから、目標達成は十分に可能との認識を示している。
フィリピン不動産についての最新情報
フィリピン不動産についての最新情報は下記リンク先よりご確認ください。
関連記事
2024.11.14 NEW
ベトナムの中高所得世帯、全体の56%に拡大
ベトナムの調査会社シミゴによると、月収1,500万ドン(約9万1,500円)を超える中高所得世帯が1,580万世帯となり、総世帯数(約2,826万世帯)の56%にまで拡大していることを明らかにした。 詳細を見ると、「A層」(4,000万ドン以上)が全世帯...[記事全文]
2024.11.01
カタール政府系ファンド、ベトナム投資の強化を検討
ベトナムのファム・ミン・チン首相は先月30日、カタールの政府系ファンド(SWF)に当たるカタール投資庁(QIA)のシェイク・バンダル・アル・サーニー議長と会談し、ベトナム投資の拡大を検討するよう要請した。 会談でチン首相は、ベトナムとカタールの外交関係が良好...[記事全文]
2024.10.28
KLセントラル駅の再開発、25年初めにも開始へ
マレーシアのアンソニー・ローク運輸相はこのほど、首都クアラルンプール(KL)のターミナル駅であるKLセントラル駅の再開発計画について、2025年初めにも開始される見通しを示した。 同プロジェクトは、官民パートナーシップ(PPP)の下で進められるもの。開発費用...[記事全文]
バックナンバー検索
- キーワードで検索
投稿更新日:2024年11月08日