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2024.08.07
ベトナム、個人の不動産取引を年10件未満に制限
ベトナム政府は1日、個人(小規模個人事業者含む)が年間に行える不動産取引の件数や金額を制限する新たな政令を施行した。
新政令は、同日施行された改正不動産事業法の施行細則に当たるもの。個人の不動産取引件数を年10件未満に制限し、個々の取引額も3,000億ドン(約17億円)を超えてはならないとしている。ただ、取引が年1回しかなかった場合には、金額の制限は課されない。
取引規制の背景には、コロナ禍以降、大都市近郊で投機による地価の高騰が起きたことがある。首都ハノイ市近郊のバクザン省、バクニン省、ホアビン省、フンイエン省などでは、コロナ禍前から40~50%値上がりする区画も見られていた。
この他、新政令では市場から無免許のフリーランスブローカーを排除するため、個人の不動産取引仲介に対する規制も強化。全てのブローカーはライセンスを取得したうえで、不動産取引所や仲介会社、管理会社などと共同で業務を行うことが義務付けられた。
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投稿更新日:2024年08月07日