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2023.08.21
23年2QのマレーシアGDP成長率は2.9%に減速、外需低迷
マレーシア中央銀行によると、2023年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率(速報値)は前年同期比2.9%増だった。雇用環境の改善や観光市場の回復で内需が底堅く推移したものの、世界経済の低迷に伴う輸出の落ち込みが響き、前期(5.6%増)から大幅に減速した。
アブドゥル・ラシード・ガフォール中銀総裁は、下半期(7~12月)の成長ペースが緩やかなものになると指摘。そのうえで、通年の成長率は当初の予想レンジ(4~5%)の下限付近になるとの見通しを示している。
また、マレーシアの最大の貿易相手国である中国の先行き不透明感が高まっているが、アブドゥル総裁は「対中貿易は貿易総額の13.6%に過ぎない。特定の貿易相手国に依存しているわけではない」として、影響を抑制することは可能との見方を示している。
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投稿更新日:2023年08月21日