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2022.06.03
KLの高級オフィス賃料、アジア太平洋の主要都市で最低
英不動産サービス大手ナイトフランクがこのほど公表した高級オフィス賃料に関するレポートの中で、マレーシアの首都クアラルンプールの賃料が、アジア太平洋地域の主要23都市の中で最も低いことがわかった。
レポートによると、2022年第1四半期(1~3月)におけるクアラルンプールの高級オフィス賃料は、1平方フィート(約0.093㎡)当たりで年19.4ドル(約2,520円)となり、前年同期比で2.1%低下している。これは、同じ東南アジアの都市との比較でも、ホーチミンの72.0ドル、マニラ首都圏の60.1ドル、バンコクの41.7ドル、プノンペンの33.7ドル、ジャカルタの28.1ドルを大きく下回る水準となっている。
なお、賃料が最も高かったのは香港の186.0ドルで、以下、シンガポールが105.0ドル、東京が101.2ドル、シドニーが98.6ドル、北京が84.8ドルと続いた。
クアラルンプールのオフィス賃料が低い水準に置かれている背景には、供給過剰によって需給が悪化していることがある。クアラルンプールでは、2010年頃に数多くの高級オフィスビル建設が承認された。しかし、海外企業は通信インフラが整備され、建物の質も高い隣国シンガポールを選択する傾向が強いことから、思うような企業誘致に繋がらず、需給のミスマッチが発生している。
ナイトフランクは、今後もクアラルンプールの高級オフィス市場は供給過剰の状況は続くと指摘。年末までに新たに49万5,850㎡のオフィススペースが追加されることも重しとなり、一段の賃料下落を見込んでいる。
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投稿更新日:2022年06月03日