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2022.05.16
22年1QのマレーシアGDP成長率は5%増、経済活動再開で伸び加速
マレーシア中央銀行によると、2022年第1四半期(1~3月)における実質GDP成長率は、前年同期比5.0%増となり、市場予想の4.0%を大きく上回った。
新型コロナウイルス対策の規制が大幅に緩和され、経済活動の本格的な再開に伴い雇用環境が改善した中、娯楽関連を中心に消費支出が拡大し、サービス業が6.5%増と成長をけん引した。また、製造業も6.6%増と堅調に推移。自動車や半導体関連の製品を中心に、輸出が22%増と好調だった。
中銀は、2022年通年のGPD成長率見通しを、5.3~6.3%と予想。4月からワクチン接種完了を条件に隔離なしでの入国を再開した中、海外からの観光客や出張者の増加が、飲食やホテルなど幅広い産業に恩恵をもたらすことから、第2四半期(4~6月)以降も堅調さを維持できると見ている。
また、インフレ率についても、今年は2.2~3.2%と比較的落ち着いた水準になると見ており、個人消費への影響は限定的との見解を示している。
なお、下振れリスクとしては、ウクライナとロシアの紛争、中国のロックダウン、サプライチェーン混乱のさらなる長期化などを挙げている。
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投稿更新日:2022年05月16日