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2022.04.20
マニラ首都圏地下鉄、第1期開業が2025年に後ずれへ

フィリピンのアーサー・トゥガデ運輸相はこのほど、国内初の地下鉄敷設計画として進むマニラ首都圏地下鉄プロジェクトについて、第1フェーズの開業時期が従来の2022年から2025年にずれ込むことを明らかにした。トゥガテ運輸相は後ずれの理由について、新型コロナウイルス流行の影響で作業に遅れが生じたと説明している。

足元でコロナ規制が大幅に緩和された中、2027年までに見込んでいる全線開通に向けて、これから開発ピッチを上げていく意向で、今年5月までに車両基地が設けられるマニラ首都圏バレンズエラ市で、1基目のトンネル掘削機の投入と稼働試験を実施する予定だという。

マニラ首都圏地下鉄プロジェクトは、日本からの技術・資金両面での支援の下で進められる、総額は4,880億ペソ(約1兆1,900億円)規模の計画。全線開通すれば、ケソン市からニノイ・アキノ国際空港の第3ターミナルまで移動時間を、従来の約70分から約35分にまで短縮することができる見通しとなっている。

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投稿更新日:2022年04月20日