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2022.03.16
マレーシアがMRT3号線計画を公表、30年の全面開業目指す

マレーシア政府はこのほど、クアラルンプールの周縁を結ぶ都市高速鉄道「MRT3号線」の整備に関する、具体的な計画を明らかにした。

MRT3号線は当初、既存の都市鉄道間の接続性を高めるため、2016年に整備計画が浮上していた。その後、2018年に当時のマハティール政権によって計画が凍結されたものの、2020年にムヒディン前政権が計画の再開を承認したため、再び整備に向けた動きが進んでいた。

政府によると、MRT3号線はクアラルンプールやセランゴール州を通る環状線で、総延長約51km(高架線路約39km、地下トンネル約12km)、全31駅の路線となる。今年5月にも事業者の入札を行う予定で、2028年に第1期区間の開業、2030年に全面開業を目指すとしている。

財務省は、建設費として310億リンギ(約8,710億円)を想定。その他、用地取得費として80億リンギ、予備費として110億リンギを必要コストと見積もっており、政府保証のイスラム債の発行によって最大500億リンギを調達する意向を示している。

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投稿更新日:2022年03月16日