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2019.11.01
ジョホール~シンガポール間RTS計画を継続へ、36%のコスト削減で
マレーシアのマハティール・モハマド首相は10月31日、南部ジョホールバルとシンガポールを結ぶ高速輸送システム(RTS)のリンクプロジェクトについて、事業を継続することを正式に発表した。
同プロジェクトを巡っては、今年5月に債務削減を目指すマレーシア政府から、事業継続の是非の判断も含め、コスト削減の可能性を調査したいとの要請を受け、9月末まで着工を延期(その後さらに1ヵ月延長)することで両国が合意していたが、今回、事業費を当初計画から36%圧縮し、31億6,000万リンギ(約818億円)とすることで事業の継続が決まった。
「ウッドランズ・ノース駅」イメージ画像
(出所:LTA)
今回の変更を受けてシンガポール政府との二国間協定の改定が必要となるが、マレーシアのアンソニー・ローク運輸相は、「来年初頭には調印できる」と期待を示した。同プロジェクトは2018年1月に、2024年末までの開業を目指す方針で協定を締結していたが、さらに完成は後ずれすると見られる。
RTSは、ジョホールバルとシンガポール間を結ぶ2つの橋「コーズウェイ」「セカンドリンク」の慢性的な渋滞を解消するため、ジョホールバルのブキットチャガーとシンガポールのウッドランズを結ぶ路線を整備するもので、開通後は片道1時間当たり最大10,000人の乗客を運ぶことができるという。
RTSのルート図
(出所:Wikipedia)
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投稿更新日:2019年11月01日