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2023.11.21
23年3QのタイGDP成長率は1.5%増、外需低迷が響く

タイ国家経済社会開発委員会(NESDC)によると、2023年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率(速報値)は前年同期比1.5%増と、3四半期ぶりの低水準にとどまった。

業種別に見ると、農業が0.9%増、非農業が1.5%増とともに前期から減速。非農業のうち、サービスは観光業の回復を背景に3.9%増と堅調だった一方、工業は欧米や中国の景気減速が足かせとなり、2.8%減と前期からマイナス幅が拡大した。

今回の結果を受けてNESDCは、2023年通年のGDP成長率見通しを2.5%増と、従来の予想レンジ(2.5~3.0%増)の下限に修正した。一方、2024年については、2.7~3.7%増と持ち直しを予測。来年5月に経済対策として実行される、16歳以上の国民を対象とした1万バーツ(約4万2,200円)のデジタル通貨給付(総額2兆1,100億円規模)が、景気を下支えすると見ている。

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投稿更新日:2023年11月21日