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2024.07.30
ホーチミン市が公示地価を大幅改定へ、中心部は5倍に

ベトナム南部ホーチミン市の天然資源環境局はこのほど、公示地価の大幅な引き上げを盛り込んだ改定案を公表した。

改定案によると、最高額は1区ドンコイ通り、グエンフエ通り、レロイ通りなどの1㎡当たり8億1,000万ドン(約494万円)で、現行の5倍の公示価格を提案。また、アレクサンドル・ドゥ・ロード通り、コンサーパリス通り、ドンユー通りなどの中心街でも、5倍に引き上げる提案がなされている。

この他、4区、7区、12区などでは10~15倍、郊外のニャーベー郡、ビンチャイン郡、カンゾー郡、クチ郡などでは10~20倍とさらに大幅な引き上げを計画している。

ベトナムの公示地価の改定は5年ごとに行われており、前回は2020年1月に実施されている。ただ、目覚ましい経済成長が続く中、5年の改定サイクルでは現況を上手く反映できおらず、足元では公示価格と実勢価格の間に大きな乖離が生まれていた。大幅な改定により、新たな公示価格は実勢価格の7割程度の適切な水準となる見通し。

改定案が承認されれば、新たな公示価格は今年8月1日から12月31日まで有効となる。その後、経済や社会への影響を評価したうえで調整を行い、2025年1月からの公示価格とする。

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投稿更新日:2024年07月30日