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2024.04.11
比不動産大手ダブルドラゴン、年内にホテル部門をNASDAQ上場へ
フィリピンの不動産開発大手ダブルドラゴン・コーポレーションは8日、ホテル事業を展開する子会社「ホテル101・グローバル」が年内に米NASDAQ(ナスダック)に上場する見通しであると発表した。
同社は昨年8月、「ホテル101」ブランドの国際展開を加速させるため、SPAC(特別買収目的会社)との合併を通じてのNASDAQ上場を目指す方針を明らかにしていた。予定通り実現すれば、フィリピン企業による初めてのアメリカの証券取引所での上場となる。
ダブルドラゴンによると、すでにNASDAQに上場しているSPAC「JVSSPACアクイジション」とこのほど正式に合併契約を締結。今後、当局や株主の承認を経て年内に合併手続きを完了させる予定で、その後に新会社として「HBNB」のティッカーシンボルでNASDAQに上場することになるという。新会社はダブルドラゴンの子会社とする計画で、企業価値は約23億ドル(約3,510億円)を見込んでいる。
ダブルドラゴンは、フィリピンの外食大手ジョリビー・フーズ・コーポレーションの創業者兼会長トニー・タン・カクティオン氏や、国内史上最年少でビリオネアとなった実業家エドガー・シア氏が共同保有する不動産開発会社。同社は、2040年までに「ホテル101」ブランドを世界100ヵ国・地域で50万室超を展開する世界トップ5のブランドにすることを目指しており、2026年までに北海道のニセコ地域や米国のカリフォリニア州、スペインのマドリードなど、計25ヵ国に進出する準備を進めている。
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投稿更新日:2024年04月11日