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2024.03.07
23年のマレーシア不動産取引額、過去最高を更新

マレーシア財務省傘下の国家不動産情報センター(NAPIC)によると、2023年の不動産取引件数は前年比2.5%増の39万9,008件だった。価格帯別に見ると、30万リンギ(約945万円)以下の物件が25万586件で全体の6割超を占めている。

一方、取引額は同9.9%増の1,968億3,000万リンギ(約6兆2,000億円)と大きく伸び、過去最高を更新した。

堅調な取引を背景に、課題である住宅用不動産の在庫件数は前年比7%減の2万5,816件に縮小。価格帯別では、30万リンギ以下の物件が7,592件で全体の3分の1を占めた。また、サービスアパートの在庫件数も、同13.1%減の2万825件となった。

この他、2023年のマレーシア住宅価格指数(MHPI)は、前年比で3.2%上昇。州別では、ジョホール州が6.2%上昇と最も大きく伸びた。

NAPICは2024年のマレーシアの不動産市場について、国内経済が4~5%程度の堅調な成長が見込まれる中、「楽観視している」とコメント。初めての住宅購入に対する支援策や、長期滞在ビザ「MM2H」の要件緩和なども追い風になると見ている。

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投稿更新日:2024年03月07日