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2023.03.29
欧州企業がシンガポールからの移転を検討、コスト高で

欧州商工会議所の調査によると、事業コストが高騰する中、シンガポールでの事業継続が困難になっていると回答した会員企業が7割に上ったという。

コスト上昇の要因として最も多く挙げられたのは、「住宅賃料上昇に伴う家賃補助の増額」。ただ、62%の企業が「家賃補助なし、または1,500Sドル(約14万8,650円)未満」と回答するなど、高騰する住宅賃料に見合った補助が行われておらず、社員の負担感も高まっている状況にある。

こうした状況の中、97%の企業が「不安定な賃貸環境が社員に心理的ストレスを与えており、業務にも影響が出ている」と回答。また、69%の企業が「他国への移転を検討している」と答えており、住宅賃料をはじめとする事業コストの高騰が行き過ぎれば、これまで確立してきたアジアの統括拠点としての地位が揺らぐ可能性もある。

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投稿更新日:2023年03月29日