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2022.10.21
22年9月の米中古住宅販売件数は1.5%減、8ヵ月連続の減少
全米不動産協会(NAR)によると、2022年9月の米中古住宅販売件数(季節調整済み)は、年率換算で前月比1.5%減の471万戸となった。住宅ローン金利の上昇や物件価格の高止まりによって取得のハードルが上がる中、8ヵ月連続で減少した。
地域別では、西部が前月比横ばいだったものの、北東部は同1.6%減、中西部は同1.7%減、南部は同1.9%減となった。
物件種別では、一戸建て住宅の販売件数が前月比0.9%減の426万戸、コンドミニアムが同5.8%減の49万戸だった。また、販売価格の中央値は、一戸建てが前年同月比8.1%上昇の39万1,000ドル(約5,870万円)、コンドミニアムが同9.8%上昇の33万1,700ドルとなった。
NARのチーフエコノミストであるローレンス・ユン氏は、「物価の高い地域ほど住宅ローン金利の上昇などによる負担増大の影響を受けており、販売戸数の減少幅が大きくなっている」と指摘。ただ、「販売件数は減少しているものの、在庫も限られているため、4分の1以上の住宅は複数のオファーが発生することで当初の提示価格よりも高く売れている」とも語っている。
9月末時点の在庫は、前月比2.3%減の125万戸。現在の販売ペースに基づく在庫消化期間は3.2ヵ月と、健全な需給バランスとされる6~7ヵ月を引き続き大きく下回っている。
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投稿更新日:2022年10月21日