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2022.10.14
「三越」の東南ア1号店、11月中旬にフィリピンで開業
三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、フィリピンのマニラ首都圏タギッグ市ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)で、「三越」ブランドを冠した商業施設を11月中旬に開業することを明らかにした。東南アジアで「三越」ブランドの施設を展開するのは、今回が初となる。
新商業施設「MITSUKOSHI」は、現地の大手財閥系デベロッパーのフェデラルランドと三越伊勢丹HD、野村不動産が、BGCにて共同で進めている複合開発プロジェクト「サンシャイン・フォート」の一環として誕生するもので、開発中の高級コンドミニアム「シーズンズ・レジデンス」の直下に設けられている。
施設は地下1階から地上3階まであり、延べ床面積は2万8,000㎡に上る。目玉となるのが、旗艦店として地下1階に入居する高級スーパー「MITSUKOSHI FRESH」で、日本の食材を多く揃えるほか、フードコートやスイーツ、デリのコーナーも設けるなど、「デパ地下」を再現したつくりとなっている。
現在、120のテナントスペースのうち、日系企業のテナントを含め約9割が埋まっているが、営業開始時期は各テナントで異なり、開業日に合わせて営業を開始するテナントは約7割になる見通しだという。
BGCは、外資系の大手企業が多く拠点を構える発展著しい新興都市であり、外国人や現地の高所得層が多く居住するエリアとなっている。MITSUKOSHIのターゲット層は、世帯月収15万ペソ(約37万円)前後を想定しており、開業当初は周辺住民を中心に、月間数十万人規模の来店を見込んでいるという。
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投稿更新日:2022年10月14日