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2022.04.05
マレーシアの住宅在庫が3年ぶりに増加、取引回復も低価格帯が低調
マレーシア財務省傘下の国家不動産情報センター(NAPIC)によると、2021年の住宅用不動産の在庫は前年比24.7%増の3万6,863戸となり、3年ぶりに増加した。
2021年の住宅用不動産の取引件数は前年比3.9%増の19万8,812件、取引額は同16.7%増の769億リンギ(2兆2,300億円)といずれも回復。低金利環境を追い風に、中高価格帯物件の取引が活発だった。一方、コロナ禍での経済的なダメージが大きい低所得層が購入を手控えた中、低価格帯物件の取引は低調で、在庫が積み上がったと見られる。
住宅在庫を価格帯別に見ると、30万リンギ未満の物件が全体の31.5%に当たる1万1,610戸で最多だった。以下、50万リンギ以上100万リンギ未満が1万1,139戸(同30.2%)、30万リンギ以上50万リンギ未満が9,461戸(同25.7%)、100万リンギ以上が4,653戸(同12.6%)で続いた。
また、取引件数を価格帯別に見ると、100万リンギ以上の物件が26.3%、30万リンギ以上50万リンギ未満が19.3%、50万リンギ以上100万リンギ未満が15.4%の増加となった一方、30万リンギ未満は7.3%減少した。
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投稿更新日:2022年04月05日