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2022.02.10
双日、マニラ首都圏のオフィスビル開発事業に参画へ
双日は8日、フィリピンの大手財閥ユーチェンコ・グループの中核企業であるハウス・オブ・インベストメンツ(HOI)が、マニラ首都圏で進めるオフィスビル開発プロジェクト「ザ・ユーチェンコ・センター」に参画すると発表した。
参画にあたって双日は、HOI傘下の特別目的会社サンロレンツォ・ルイーズ・インベストメント・ホールディングス&サービシズ(SLR)による約60億円の増資の引き受けを実施。増資後の出資比率は、HOIが60%、双日が40%となる。
双日が海外のオフィスビル開発事業に参画するのは、今回が初。新型コロナウイルスの収束によって、今年後半から来年にかけてフィリピンの不動産市況が回復していくと見込むほか、立ち上がったばかりの国内REIT市場が好調なことも背中を押した。
同プロジェクトは、HOIが保有・運営するマプア大学の建物の老朽化・移転に伴う再開発事業となり、フィリピン経済の中心地であるマカティ市のヒルプヤット通り沿いに、地上27階建て、延べ床面積約83,710㎡の大型オフィスビルを開発する。着工は今年3月、完工および賃貸・運営は2025年6月を予定している。
デザインコンセプトの構築には、日本を代表する建築設計事務所である日建設計を起用。敷地の形状を最大限に活かすことで、1フロア当たりの賃貸面積は約4,000㎡と、マニラ首都圏のオフィスビルとしては最大級になる見通しで、テナントの要望に応じた可変性の高いフロアプランを提供する。
ユーチェンコ・センターの開発イメージ
(出所:日建設計)
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投稿更新日:2022年02月10日