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タイの不動産開発大手サンシリによると、2020年1～9月における住宅引き渡し額は前年同期比2.2倍の347億バーツ（約1,172億円）となり、通年目標（420億バーツ）の83％に達した。引き渡し額の詳細を見ると、低層住宅が前年同期比59％増の145億バーツ、コンドミニアムが同3.1倍の202億バーツとなっている。

サンシリは1～9月にかけて、バンコク中心部トンローの高級コンドミニアム「モニュメント・トンロー」、同スクンビット・ソイ77の低層コンド「カワ・ハウス」、「ザ・ライン・スクンビット101」などの引き渡しを開始。第4四半期（10～12月）には、バンコク中心部エカマイの「XTエカマイ」、同スクンビット・ソイ36の「オカ・ハウス」、南部ホアヒンの「ラ・ハバナ」など4件の引き渡し開始を予定している。

なお、ホアヒンはコロナ禍においてタイ人富裕層や中国人の避難先として不動産需要が拡大しており、ラ・ハバナの予約率は8割を超えているという。

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