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中国のEC最大手アリババグループが、同社シンガポール法人の入居する中心部タンジョン・パガーの50階建て高級オフィスビル「AXAタワー」の権益50％を取得することがわかった。

同オフィスビルは、シンガポールの新聞・出版大手シンガポール・プレス・ホールディングス（SPH）や不動産開発会社ペレニアル・リアルエステート・ホールディングスなどのコンソーシアム（企業連合）が保有しており、資産評価額は16億8,800万Sドル（約1,270億円）に上っている。

契約は6月に完了予定で、アリババがAXAタワーの権益の50％を取得する一方、残りの50％はSPHとペレニアルが新設する会社「PRE13」へと移管。取引完了後は、アリババ・シンガポールとPRE13で合弁会社を設立し、AXAタワーの再開発に着手する計画だという。

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