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2017.08.22
アジア開発銀行、フィリピンに3年間で38億ドルのインフラ融資へ

フィリピン財務省はこのほど、アジア開発銀行(ADB)から向こう3年間で38億ドル(約4,152億円)の融資を取り付ける見込みであると明らかにした。政府が進めるインフラ整備事業などに充てるという。同省によると、ADBが2018~20年の「国別業務計画(COBP)」でフィリピンへの融資プログラムを提案しており、インフラ、社会サービス、グッドガバナンス関連事業が中心となっている。

融資の内訳は、インフラ整備事業向けが全体の47%を占める18億ドル、教育と技能向上、雇用機会拡大など社会サービス向けが40%の15億ドル、残る5億ドルが腐敗の抑止や公共部門管理の改善といったグッドガバナンスや金融向けとなる。このほかADBは、プロジェクトの準備などを対象に2,180万ドル相当の支援を行う予定で、日本の国際協力機構(JICA)と共同でブラカン州マロロスとパンパンガ州の複合都市「クラーク・グリーン・シティー(CGC)」を結ぶ通勤鉄道の整備などに金融支援を行うことに合意しているという。

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投稿更新日:2017年08月22日