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2024.01.26
23年通年の米GDP成長率は2.5%増、高金利下でも底堅さ
米商務省によると、2023年第4四半期(10~12月)の実質GDP成長率(速報値)は、前期比の年率換算で3.3%増だった。これにより、2023年通年の成長率は前年比2.5%増と、2年ぶりの高い水準を記録している。
当初は、急速な利上げの影響でリセッション(景気後退)に陥るとの見方が多かったが、インフレが落ち着きを見せる中で個人消費が堅調を維持するなど、米経済は予想以上の強さを見せた。
第4四半期のGDPの詳細を見ると、予想を上回る年末商戦を背景に、GDPの約3分の2を占める個人消費が2.8%増と底堅く推移。また、金利上昇の影響を受けていた住宅投資も、2021年初頭以来初めて2四半期連続での増加となった。
この他、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する住宅とエネルギーを除いたサービス部門の個人消費支出(PCE)価格指数は2.6%と、2020年末以来の低水準を記録。利下げの時期が着実に近づいてきていることを示す内容となった。
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投稿更新日:2024年01月26日