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2022.07.15
22年2QのシンガポールGDP成長率、物価高で前期比では横ばい

シンガポール貿易産業省によると、2022年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率(推定値)は、前年同期比4.8%増となった。ただ、物価高が消費活動の重しとなる中、前期比ではゼロ成長だった。

詳細を見ると、主要3業種のうち、製造業は前年同期比8.0%増と好調を維持。世界的に高い半導体需要が続く中、電子機器や精密機械分野が力強く伸びた。また、2022年4月の入国規制の緩和によって、国外からの労働力が回復しつつある中、建設業は3.8%増と前期の1.8%から伸びが加速した。

一方、サービス業については、宿泊・外食・不動産・その他サービスが8.2%増となり、前期の3.5%から大きく改善したものの、物価高が消費活動に影響を与える中、卸売り・小売り・運輸・倉庫は2.8%増と、前期の3.4%から伸びが鈍化した。

なお、貿易産業省は2022年通年のGDP成長率見通しについて、従来の3~5%を維持している。今後のリスク要因としては、主要な貿易相手国における金融引き締め政策が消費と投資を抑制し、景気が減速する可能性を挙げた。

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投稿更新日:2022年07月15日