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全米不動産業者協会（NAR）によると、2021年第2四半期（4～6月）における中古一戸建て住宅の販売価格（中央値）は、前年同期比23％上昇の35万7,900ドル（約3,950万円）となり、過去最高を記録した。

調査対象となった183都市圏のうち、約94％が2桁の伸び率を記録。歴史的な低水準にある住宅ローン金利を背景に、米住宅市場はコロナ禍でも活況が続き、在庫不足となってることが価格を押し上げている。

ただ、NARのチーフエコノミストであるローレンス・ユン氏は、足元で市場への供給の増加と需要が若干減速しつつある兆候が見られることから、「2022年も現在と同じ状況が続く可能性は低い」と分析している。

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